2022-08-26

糸かけ細工のキット「プチ・レース2」を販売します

残暑お見舞い申し上げます。
ここ最近は暑さ(熱さ?)も少し和らいできて、
日差しはまぶしくも、吹く風に涼しさを感じる大阪です。

インスタに投稿してばかりで、すっかりさっぱりこちらでの投稿をおさぼりしておりました。
すみません…!

でもこうやってキーボードをパタパタと打つのは(PCで書いてます)、
インスタなどのSNSに比べると、肩の力が抜けるというか、気が楽というか、
思いの丈を書くぞぉ~!という気になります。
やはり「自分の場」だからなのかな…?
インスタでは書かないようなことをこちらでは書きたいと思っているので、
もう少し投稿の頻度を上げていきますね。

さて、明日8/27の17時から、糸かけキット「プチ・レース2」を販売致します。
以前販売しておりました「プチ・レース」をリニューアルしました。

3つ変更点があります。

1、板の質感を変えました
漆喰風にしてみました。…見えるかな?

これまでは、板に水性ペンキの塗料を塗っていただけでした。
釘打ちの都合上、キットでもワークショップでも、自身の作品制作でも、
軽くて柔らかい板であるファルカタ材を使うことを選んだ訳なのですが、
その切断面が微妙に気になっていました。
軽さゆえ、密度が低く、隙間があるんですね。
切断面をやすりでツルッツルにしても、塗料を塗っても隙間が埋まることはないので、気になっていて…。
きっと、他の方が見たら気にならないレベルなんだと思うのですが、
(実際、レッスンを受けてくださっている方から、
「スベスベで気持ちいい~」とお褒めの言葉を頂戴しております)
HSP(繊細さん)気質が強いもので、気になるとたまらなくなって、
なんとか出来ないものかとまあまあ長い間、悶々と考えていました。

ある日、何気なく見ていたYouTube。
抽象画制作をしていた方の動画を見つけました。
見ていてると、私の悶々を解消してくれるヒントがありました。

そうか!「盛れ」ば良かったんだ!

早速画材屋さんに走り、「盛る」材料を購入。
気になってたまらなかった木の隙間をその画材で盛り、問題は解消され、
おまけに全体的に漆喰風の質感にもなり、満足のいく仕上がりにすることが出来ました。

今後は、「盛った」板を糸かけ細工では使っていく予定です。
盛る作業が加わることになりましたので、それに伴い価格も上げることにしました。
一枚として同じ仕上がりにはならないので、世界に、いえ宇宙に一枚の板とも言えます。
そして、無秩序な感じの質感と、秩序ある糸かけで陰陽のバランスが取れて、
ただ綺麗なだけでない、味と深みのある作品に仕上がると感じています。
より可愛く、よりオシャレにも見えるので、
お部屋に飾っても様になること間違いなし!です^^

2、
ビフォー↓

アフター↓

ビフォーはビフォーでもちろん大好きなんですが、
私が作る意味を考えた時、アフターになりました。

私は20代の頃、専門学校で手描きPOP広告の非常勤講師をしていたことがあるんですね。
その時、学生ちゃんたちに口を酸っぱくして言っていたことがあったんですが、
糸かけの時にはそれがすっぽりと抜け落ちていて…。
初めてやった糸かけ曼荼羅がお手本となって、糸かけとはそういうものだと思い込んでしまって、
そこから抜け出せなかったんですよね。
ある時、抜けかかった時もあったのですが、
普段と違って見慣れないということや、コストもかかるしなーなどと損得勘定が頭をよぎって
見慣れた光景を繰り返していました。

私は糸かけを通して、自分の思い込みや思考のクセに気づくということを何度も経験していて、
それは自分の制限を広げ、私を少しずつ自由にしてくれました。
私が糸かけでやっていきたいのは、手仕事と瞑想の融合のようなこと。
そこに立ち返った時、
「見慣れた光景だからと、無自覚にこのままやってもいいの?」
そんな声が自分の中に響きました。
自分に何度も「本当はどうしたいの?」「どう在りたいの?」と聞き、
アフターのように仕様を変更することとしました。

糸かけ部分の丸のサイズも、ただ小さくしたのではなく、
私が美しいと思う日の丸の比率を参考にしました。

3、壁にかけることができる金具を付属品としました
これまで、キットを買ってくださった大多数の方が、
金具も一緒にご注文くださっていました。
作ったものはやっぱり飾っていただけると嬉しいので、
(幾何学模様は場の空気を変えるパワーがあります)
これからはキットには付属品として金具をセットすることにしました。

糸をかけ終わった後に取り付けてください。
ゼリー状の瞬間接着剤でも付けられるので、
ドライバーがないわー、とか、面倒くさい方は
平らな面を板側にして接着剤でくっつけるのもアリです。

…なんだか長くなってしまいましたが、
お読みくださりありがとうございました。

もし、よかったら、糸かけ細工の糸かけを体験してみてください。
ネットショップへは下記のURLをクリックorタップしてくださいね。
https://itokakezaiku.thebase.in/items/66217190

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